訪問診療
訪問診療
当院では、24時間365日体制で在宅療養をサポートいたします。約18年間ホスピス緩和ケア病棟で学んだ、がんの痛みをはじめとする様々な症状コントロールを在宅や施設でも対応できるようにいたします。
万が一、入院での対応が必要な場合なども近隣の医療機関と連携を取りながら、利用者さまのご希望に沿って対応していきます。
訪問診療とは、お一人での通院が困難な患者様のもとに医師が定期的に訪問し、治療や健康管理など必要な診療を計画的に行うものです。患者様の体調が変化した場合など、24時間体制での電話対応や往診も行います。入院や入所など他の医療機関・介護機關との連携や相談にも対応いたします。
訪問診療の目的は、必ずしも病気の治療だけではありません。転倒や寝たきりの予防、褥瘡(床ずれ)や肺炎などの予防、栄養状態の管理など、入院が必要な状態とならないよう回避できることは対策を立てて未然に防ぐことも重要な役割です。
お一人で医療機関へ通院することが難しい方にとっては、外来や調剤薬局での待ち時間だけでなく移動に伴うお身体への負担が軽減されるだけでなく、自宅や施設で安心した療養生活を送っていただけるようになります。入院が必要と判断した場合には連携病院への紹介や希望される医療機関がある場合にも対応いたします。
ご自宅で介護されているご家族にとっては、通院のための介助をさらに負担する必要がなくなります。介護施設におかれましても、通院介助の人手も不要となりますので、その分スタッフの時間を有効活用することができます。
定期的な訪問診療以外にも、予防接種の実施や薬局についてのご相談なども承りますので、遠慮なくお問い合わせください。
介護施設のスタッフとも連携しながら、患者様を支援していきます。ご要望に応じて介護に対するアドバイスや勉強会なども行いますので、お気軽にご相談ください。
※上記内容は一部です。記載のない方でも気軽にご相談ください。
または
※上記内容は一部です。記載のないものでも気軽にご相談ください。
1
ご相談
担当のケアマネジャー、通院中の病院の医療相談室、地域包括支援センター、地域医療連携室を通じてお問い合わせください。直接、当院にお問合せいただくことも可能です。
2
情報提供
ケアマネジャー・訪問看護師から患者様の詳しい情報を伺いますが、外来通院中の方は主治医から『診療情報提供書』をお受け取りいただくとよりスムーズです。
3
初回面談
入院中の方
病院では必要に応じて『退院前カンファレンス』が行われますので、そこで患者様・ご家族から在宅療養へのご要望について伺います。必要であれば、ケアマネジャー・訪問看護ステーション・訪問ヘルパー・訪問調剤薬局・在宅医療機器・介護福祉用具などの手配を行います。その際、当院のご契約内容についてもご説明します。
在宅療養中の方
当院スタッフがご自宅へうかがい入院中の方と同様の内容をご案内します。
4
訪問診療開始
患者様に合わせて必要内容を検討し『訪問診療計画書』を作成いたします。計画書のスケジュールで、ご自宅もしくは介護施設へ訪問し診療を行います。基本的に月2回の定期訪問ですが、その他、必要に応じて往診いたします。
ご自宅で受ける医療・介護サービスの月額費用は、その大部分が厚生労働省の定めた基準額です。ただし、お使いいただける保険証の種類や限度額認定証の有無により負担額や上限額が変わります。